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カノウ リエ

誰が成功を決めるのか


封印したい過去が与えてくれたギフト

夢や目標に向かって行動している中で失敗したり、うまくいかないとき….あなたはどんな感情に陥るでしょうか?

なぜ自分ばかりこんな目に合うんだろうと自分を責めたり、落ち込んだり、他の人の成功ばかりが目について誰かをねたんだりしていませんか?

数年前の私もそうでした。

「株式投資で生計を立てたい!」と考え、猛烈に勉強してトレードしていましたが思うように成果が出ずに「なぜ自分ばかりうまくいかないのか…」と利益が出ている人をうらやみ、「こんなに勉強しているのに成果が出ないなんて、この方法は間違っているのでは?」と自分ではなく、本や人に教えてもらった手法・やり方が悪いと決め込み、しまいには「私がこんなに勉強しているのに、テレビをみてのんびりしているなんて!」とそばでくつろぐ家族に八つ当たりしたり。

今思えば、このころは本当に世界が灰色に見えて、常にモヤモヤ・イライラしていました。このようなマイナスな思考では、うまくいくものもうまくいくわけありませんよね。

何か嫌な出来事・うまくいかないことが起こった時、考え方を少し変えることで自分の気分やモチベーション高め、なおかつ人の役にも立つ…今日はそんな考え方について書こうと思います。

なぜその考え方を知る必要があるの?

その考え方を身に着けると、ある出来事が起きた時にイライラや不安・落ち込む…といったマイナスの気分を異なる方向から見ることができ、目標に向かう推進力に変えることができるのです。

その考えとはいったい何?

そのマイナスに思える体験には意味があり、教訓として次に生かすにはどうしたらよいか?と考えることです。

もし、この出来事には意味があって「経験することで自分が成長でき、誰かのために役立つことができる」という必要のため体験させられているのだとしたら…

仮に、出来事にはな~んの意味がなくても、自分のとらえ方ひとつで「出来事をマイナスにもプラスにもとらえることができる」のならば、この考え方を試してみてもよいのではないでしょうか。

つらい経験の渦中にいる方にはとても考えられないことかもしれません。ですが、つらい経験をされた多くの方が「そのつらい経験があったからこそ成長し、今の自分があり、誰かのためにシェアすることができる」と語っています。

例えば。

生死にかかわるような大きな病気を経験したからこそ、健康の大切さを知り、生活改善の啓蒙活動をするようになった

DVで心身ボロボロになった経験があるからこそ、カウンセラーとして虐待を受けている方の気持ちに寄り添うことができる

株式投資で大きな利益を得られなかったからこそ心を病んで、脳科学・自然法則の勉強を始め、ブログでその内容をシェアできるようになった

最後の例は私のことです。そもそも「投資で誰かを蹴落としてまで利益を得たい」という思考が悪かったのだと思いますが、もしそのまま株式投資で大きな利益を得ていたら…脳科学や自然法則の勉強をすることもなく、こうやってシェアすることもなかったでしょう。

ただ株式投資で勉強したことは、社会情勢を知る・お金の仕組みを考えるという点では生活の中で非常にプラスになりました。「株式投資で大きな利益を出す」という当初の目的には到達できませんでしたが、失敗と思える出来事があったからこそ「心の豊かさ」「勉強してシェアする」という別の楽しさを経験することができたのだと思います。

ではどのように実践すればいいの?

あなたの過去の「失敗だ・うまくいかなかった」と思う出来事にもし何か意味があるとするならば...どのようなことが考えられるか、紙に書き出してみましょう。

料理が苦手だったからこそ、子供が料理上手になれた

浮気をされた経験があるからこそ、自分は目の前の人を大切にすることができる

など。こじつけでもいいのです。この考えを繰り返すと「マイナスと思える出来事にもプラスの側面がある」という思考経路ができ、「今はマイナスに思える出来事にもプラスの意味があり、自分が成長する糧になる」ととらえられるようになります。

嫌だった出来事も、自分を成長させてくれる

このつらい出来事を誰かの役に立てることができる

トライして仮に失敗だと思えても、その経験は次につなげることができる

そう思うだけで、なんだか勇気が湧いてきませんか?自分では「失敗した…」と思って落ち込んでいても、意外にもほかの人から見れば「よくやった。改善点を直せば次は大成功だ!」…と見えているのかもしれませんよ。



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