小さな子供に教えてもらったこと
お願いするっていけないこと?
突然ですが、私が数か月ほど前から「これやりたいな~、こうなったらいいな~」と思っていたことが実現に向けて動き出しました!「ほんのちょっと」自分の行動を変化させたことがきっかけで、一つのプロジェクトが動き出したのです。
なぜそれを知らないといけないの?
その方法を試すと、案外すんなりと願いが叶ってしまうことがあるのです。実は「できない」と思っているのは自分だけで、その思い込みを取り去って少し行動を変えるだけで、望みが叶ったりするのです。
それはいったい何?
図々しいと思えることもちょっと誰かに「お願いしてみる」ということ。「な~んだ、そんな簡単なことか」という落胆の声が聞こえそうですが「お願いをしてはいけない」と思っている方、結構多いのではないでしょうか?
「こんなこと言ったら嫌われるかな~。」
「失礼と思われるかな~。」
という思い込みで、言わずに心の中にしまってある願いはありませんか?
特に日本人には「望みを口にしないのが美徳」という概念があります。私の父は寺に生まれ育ったため作法やしつけにものすご~~く厳しく、小さいころから「わがままを言ってはいけない」「人様に迷惑をかけるな」と育てられてきました。
でも…本当に「やりたい」と思うことを言ってはいけないのでしょうか?迷惑っていったい何でしょう?もちろん「何をやってもいい」というわけではなく、法律に触れない範囲での話ですが。
小さな子供は…自分がやりたいと思うことを自由にのびのびとやっていますよね。自然法則・本能にしたがって走りたいときに走る。笑いたいときに笑う。嫌なことがあれば泣くし、おもちゃが欲しいと言って駄々をこねる。
無邪気で、計算とかまったくなくストレートに感情をぶつけてきます。この「無邪気さ」で誰かにお願いしてみてはいかがでしょう?以外にすんなり受け入れてもらえるかもしれませんよ。
どうすれば「お願い」できるようになる?
私の友人の話。彼女はまだ小さい子供達をご主人やおばあ様に預けて、自分が外出することに罪悪感を抱いていました。
「子供を見ていてほしいと言ったら、嫌な顔をされるのではないか…」
「自分がいないと子供が泣いたり騒いだりして、迷惑をかけるのではないか…」
しかし、どうしても預けなければならない出来事があり、申し訳ない気持ちいっぱいで、崖から飛び降りるような気持ちで、おばあ様に「子供を預かってほしい」と依頼したそうです。
おばあ様の答えは「いいじゃない!ゆっくり行ってらっしゃい!」と拍子抜けするものだったとのこと。彼女は「なぜもっと早くお願いしなかったのだろう。」と思い、「預けてはいけない・預けることはできない」というのは自分の思い込みだったと気づいたそうです。
それからは子供達をご家族に預けて出かける機会が増えたそう。子供達もおばあ様との時間を楽しみ、彼女は「家族・子供達に感謝できるようになり、信頼関係を築けた気がした」そうです。
最近メディアでよく話題にも上りますが、「クラウドファンディング」という「自分の夢をかなえるために見ず知らずの方に資金提供をお願いする」方法もあります。(もちろん、資金提供へのリターンがあります)「その夢を応援したい!」という賛同と支援(資金)を得ることで一つの夢が実現でき、支援した側も夢現実の一役を担うことができるシステムです。
お願いすることは決して恥ずかしいことではない。
お願いして受け取ることはいけないことでもない。
受け入れてもらえたなら無邪気に喜び、「ありがとう」と素直に感謝の気持ちを伝えることができればそれでいいのではないでしょうか。
冒頭に書いた「私がとった行動」というのは、所属するグループの尊敬するリーダーに「こんなイベントをやっていただけませんか?」とリクエストしただけ。それだけ。もちろん、リクエストする前には「こんなことを頼んだら図々しいかな~」とも思いましたが「イベントが開催できたら絶対楽しい♪」と思えたからこそ、思い込みを捨ててお願いすることができたのです。
楽しい! ステキ! 喜びを共有できる!
というキラキラの未来が見えていれば、「思い込み」を乗り越えて行動ができるものですね。