「夢は過去形で話すと叶う」
「夢が叶ったように行動する」
多くの潜在意識や引き寄せに関する図書やセミナーで言われているフレーズです。願望実現について勉強されている方なら一度は耳にしたことがある言葉でしょう。
そもそも、なぜ過去形で夢を語のでしょうか?
夢を叶えるためには、「すでに自分がその夢を叶え、ほしいものを手に入れられた状態である」という雰囲気・オーラを携えることが大事であり、だからこそ「過去形ですでに手に入れたように語る」ことが重要なのです。
そして過去の記事でコンフォートゾーンについて書きましたが、夢を叶えた状態というのは、現在の自分の快適で落ち着いた状態から、全く未知の別の領域にコンフォートゾーンを作り替えるということ。
「ソファでスナックを食べ、スマホでアイドルの動画を見ている」環境が落ち着くという状態から、「スタジオでダンスをするアイドルになる」という環境が最もしっくりくるという状態に移行することなのです。
そしてその「すでに手に入れた」雰囲気を醸し出すのに必要なもの、そしてコンフォートゾーンを作り替えるのに必要なものが「想像力と臨場感」ではないのでしょうか?
脳科学者の苫米地英人氏も「イメージ(想像)×ビビットネス(臨場感)=リアリティである」と言っているように、イメージに臨場感(喜怒哀楽や五感)を持たせるとリアリティになる。つまり、いかにイメージに臨場感を持たせられるかが重要になってきます。
と言われても…
「まだ夢を叶えていないのだから、臨場感なんか持てないし想像もつかない!」というあなたへ…。夢が叶ったような臨場感を持てる良いアイデアがあるのです。
そのアイデアって何?
臨場感を持つために夢が叶った疑似体験をする…というもの。疑似体験をすれば「叶った状態」がどんなものか、どんな気持ちになるのかがわかり、イメージに臨場感を持たせることができるようになるのです。
脳は現実と仮想の区別がつかない
実は、脳は現実に自分の身に起こったこととテレビや映画で見たことの「現実と疑似体験」の区別がつかないのです。ハッピーエンドの映画を見ても「自分が幸せな体験をした」と脳は認識し、パニック映画や事件などのニュースをテレビで見た場合も自分でその体験をしたと脳は判断してしまうのです。
だったら…嘘でもいいので疑似体験をたくさんして脳を積極的にだまし、コンフォートゾーンを作りかえればよいのではないでしょうか?
実際にどうすればいいの?
夢が叶った疑似体験をするとは、例えばこんなこと。
結婚したいという夢があるならば、結婚式場のブライダルフェアに行き、打合せをしてもらう。とびっきりきれいな便箋を購入し、花嫁の気持ちになってご両親に感謝の手紙を書いてみる。涙がこぼれ、ジ~~ンとなったら最高!感情が動き、よりリアリティーを感じている証拠です。
他にも、満席の会場で多くの人の前で講演会を開きたいという目標があるのなら、他の方のセミナーを受講した際に質問し、あわよくば壇上に登って実際に多くの方の前に立ちライトを浴びてみる…というのはいかがでしょう?
これ、実際にやってみましたが受講者と登壇者では見ている景色がまるで違うのです。壇上でライトを浴びて感じたことは
「まぶしいなあ。客席は真っ暗でお客様の顔がよくみえないなあ」
でした。客席にいた時には感じられなかった気持ちです。
自分がみたこともない景色を疑似的にでも実体験することで非常にイメージがしやすくなり、臨場感も持てるようになります。この体験をして数か月後、実際に多くの方の前で自分のプレゼンをする機会を得ることができました。
イメージと臨場感のチカラを高めるための一助として…夢コラージュもぜひご活用くださいね。
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