限界と年齢は誰が決めるのか
イチロー選手を超える野球人生
4月1日から「Sweet Dreams(おやすみなさい、いい夢を。)」として、「夢を求め、夢に生きる人」の名言を書いて紹介するという動画をYoutubeに、写真をインスタグラムに毎日投稿しております。
7月9日でちょうど100作を突破いたしました。偉人たちの名言を読んで、皆様の心が少しでも明るくなれば…という思いで制作しておりますが、一番勇気づけられているのは私かもしれません。
制作して気づいたのは…どんな有名人・偉人も偉業を成し遂げるまでに下積み時代や多くの挫折を経験しているということ。特に戦争・人種差別・自然災害や大恐慌など、時代背景により運命を翻弄されることが多々あります。その中で自分の力を信じ、夢を叶え現代の私たちにも勇気を与えてくれる「夢に生きる人」を紹介いたします。
メジャーリーガーのサチェル・ペイジです。
なぜ「彼の名言」を知る必要があるの?
彼の人生・言葉に夢を叶えるヒントを見つけたからです。この言葉があなたの人生の指針となってくれるかもしれないからです。
サチェル・ペイジの名言
Never let your head hang down. Never give up and sit down and grieve. Find another way.
決して下を向いて落ち込んではいけない。 あきらめて座り悲しんではいけない。 別の方法を見つけよう。
サチェル・ペイジ(Satchel Paige)
1906年7月7日 アラバマ州に生まれる。野球選手。ニグロリーグで大活躍していたが、黒人であった彼がメジャーリーグに入団できたのは42歳だった。59歳で最後の登板を果たす。このメジャー最高齢登板記録はいまだ破られていない、史上最高の野球選手の一人。
史上最高・最速、伝説の投手と言われ、野球の殿堂入りを果たしたサチェル・ペイジ。スラムの貧しい家庭に生まれ育ち、万引きを繰り返していたという。そして野球と出会い、二グロチームの投手として活躍。「ノーヒットノーラン55試合」という大記録を打ち立てました。彼が活躍した1900年代前半には現在のスピードガンのように正確に速度を計測できる機器がなかったのですが、180km/h近いストレートを投げていたのではないかと推測されています。
1940年代、スポーツ界で「カラーライン」と呼ばれる白人選手が黒人選手の力量を恐れ、試合を拒否できる制度があったのですが、野球界でも黒人選手はメジャーのチームと契約することは不可能とされていました。
時代の流れでサチェルが「クリーブランド・インディアンズ」というメジャーチームと契約できた時、すでに42歳でした。この年齢でプレイできるのも素晴らしいですが、さらに驚くべきはその投手寿命の長さ。イチロー選手が「最低でも50歳までメジャーで活躍」というインタビュー映像が記憶に新しいのですが、それをはるかに超える「59歳でもピッチに立つ」という実績。しかも、50年以上過ぎた現在でも彼の打ち出したメジャー最高齢登板記録は破られていないというもの本当に驚きです。
人種差別が激しかった時代にチャンスを待ち、自分を鍛え、様々な道を探りながら夢を求めた彼だからこその名言であると感じます。
他にも彼の名言をご紹介します。
Work like you don't need the money. Love like you've never been hurt. Dance like nobody's watching.
お金が必要ないように働き、傷ついたことのないように愛し、誰も見ていないかのように踊りなさい。
How old would you be if you didn't know how old you are?
もしあなたが自分の年齢を知らないのなら、あなたは何歳になりますか?
野球で勝つゲームもあれば負けるゲームもある。人生でも輝ける時もあれば、耐え忍ぶ時もある。どんな時でもサチェルの言葉を思い出し、あきらめて暗く悲しむことなく、他の方法を探して進んでいきたいですね。
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